仕事の「何」が楽しいのか?
仕事が面白くないんです…
そう言う人が少なくない、いや少なくないというよりも凄く多いというのが印象である。仕事が面白い・楽しい、ということはどういう状態なのだろうか。今一度それを振り返ってみたいと考える。
「仕事が楽しい」という状態は人によって異なる、というのが結論になりそうだが、そうすると議論の余地がない。もう少しかみ砕いて考えてみたいと考える。
楽しいと感じる瞬間、それはきっと「嬉しい」と感じる瞬間に等しいのではないだろうか。では「嬉しい」と感じる瞬間はどんなシーンだろうか?仕事以外でも良い、今まででそう感じたシチュエーションを思い出してみる。
- 誰かに褒められた時
- 好きな人と一緒にいられた時
- 誰かが面白いことをして笑ってしまった時
…挙げようと思えばキリがないが、ざっと思いつくのはこんな所である。
これを見て、何かに気が付かないだろうか?「面白い」「嬉しい」と感じる共通事項を。そう、全て「人」が絡んでいるのである。
仕事がつまらない人は、「誰か」から逃げている
僕の中ですでに結論付けられているものであるが、仕事の面白さは「仕事内容」にあるのではない。「この仕事、つまらない」と嘆いている人は、仕事に対してつまらないと感じているのではない。そう、「人」に対してつまらないと感じているのである。
それに気づいていない人があまりにも多すぎると感じる。そして
この仕事はつまらない。自分には向いていない。もっと面白い仕事があるはず
と転職して、自分に合った仕事を探そうとする。でもそれではいつまで経っても仕事を楽しいと感じることはできない。何故なら、その転職は「ネガティブ」な転職であり、「人から避けている」だけなのだから。
価値観が合わない人にこそ、興味を持とう
仕事を楽しむ方法は一つ、一緒に仕事をする人をより知り、好きになることである。
自然体で相性が合う人と出会うなんてよっぽど幸運な人ではない限り不可能だ。自分以外全人類が他人であり、価値観が大きく異なるからである。「いつか良い人がいる」そんな他力本願で仕事が面白くなるはずがない。
自ら他人に合わせること、これが少しでもないと他人の気持ちを理解することはできない。
相手に合わせるのは無理です
仕事を楽しむ第一歩、それは「他人を知る」ことから始まる。苦手な人を思い描いてみよう。その人の好きな食べ物や嫌いな食べ物を空で言うことができるか?できなければ、貴方は人生の時間の大半を占める仕事を一生苦にして生きなければならないだろう。
続く
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