キッザニアで子供が感じた「お仕事たのしい!」
大人になると薄れるこの感情。その原因は何か?
その一つに、「目標と期限」がある。
目標と期限があるのは仕方がない。利益を出さねばならないからである。だが、それもマネジメント一つで大きく変わる要素だ。上司のスキルや上司の人間関係によって、「目標と期限」へのプレッシャーを変えることができる。
上司は選べない。だが、上司を変えるという決断は自分ですることができる。
朝から大混雑。「楽しい」から来る行動力
「パパ、すごいいっぱいおきゃくさんがいるね」
豊洲に降り立ったのは、平日水曜日の朝7時40分。ららぽーと豊洲の中に位置するキッザニアに到着したのは7時45分頃。
すでに20組の先客がいた。僕たちは21組目だった。それを見た弥生がそう答えた。
「みんななんじおきだったんだろうね」
「みんな早起きなんだね。弥生も今日はすごく早起きしたのにね」
「6じにおきたんだよ!」
「そうだよね。すごく早かったね」
弥生の頭をなでながら、荷物をコインロッカーに入れる。キッザニアの目の前にある300円・500円のコインロッカーは早朝ということもありまだまだガラガラだった。
荷物を置き、スマホでキッザニアのアプリを立ち上げる。これを使えば、事前にどのアクティビティ(仕事)をしようか、準備することができる。
「やよい、今日はどの仕事にしようか?」
「うんとね~」
僕と弥生は、キッザニアが今日で2回目だ。前回は3月に行ったのだが、事前準備を全くすることなく臨んだので、予約システムに苦労することとなった。
今回はしっかりと予約システムのおさらいをしてきた。
- 予約できるのは2個のアクティビティまで
- 予約した時間まで余裕があれば(だいたい40分)、予約なしのアクティビティを体験することが可能
…と、主に重要なのはこの2つである。
これさえ押さえておけば、あとは順番に予約していくだけ。
オススメは、
「人気のモノを先に予約し、空いた時間に、そこまで人気でないアクティビティに予約なしでガンガン体験していく」
といったスタンスである。
人気のアクティビティをまとめたブログがありましたので、ご参考までにリンクをさせていただく。(下記サイト参考)
これにより、第一部(9:00~15:00)の間に頑張って7つのアクティビティはこなすことができる。
このサイトに加え、主観的に人気だと感じたアクティビティは以下の通りだ。
絵の具体験
サクラクレパスがスポンサーのアクティビティ。25種類の中から好きな色5種類を選んで、絵の具として持ち帰ることができる。1サイクル2組までなので、すぐに予約が埋まってしまう。この日は、11時台には受付が終了してしまっていた。
おもちゃ体験
バンダイがスポンサーのアクティビティ。バンダイの看板キャラクターのパックマンのガチャ玩具のパーツがどのように出来るかを解説してもらいながらこどもたち自身でおもちゃを作っていく。お金(キッゾ通貨)をもらいながらおもちゃもゲットできるということで、こちらも人気で12時には受付が終了していた。
ピザショップ
ピザーラがスポンサーのアクティビティ。仕事をしてお金ももらえてご飯も食べられるものとして、この「ピザショップ」と「モスバーガー」などがある。これらの飲食系アクティビティは是非押さえておきたい。何故なら、「食費が浮くから」である。
本来、外にお出かけとなると外食による出費は免れない。しかしキッザニアでは、働くことで対価(キッゾ通貨)をもらい、なおかつ無料で飲食にありつける。
さらに、ピザは出来立てホカホカを堪能できる。これはデリバリーでは味わえない。
「いままでたべたピザでいちばんおいしい!」
と弥生も思わずうなっていた。(でも食が細いので半分残していた…泣)
キッザニアで感がさせられた「仕事の楽しさとは」
「すごいたのしかった~!」
8時半~17時半という9時間も滞在しておきながら、一切疲れを見せず遊びきった弥生。
(2部は15時~21時まで体験できたのだが、時間の都合もあり途中退場した)
合計、10個のアクティビティを経験することができた。
「どの仕事が楽しかった?」
「うーんとね…ぜんぶ!」
全部の仕事が楽しかったという弥生は、すべて自分が「これ、やりたい!」と言って自ら選択した職業ばかりだった。
仕事は基本的に3つの要素で成り立っている。
- 頭を使う
- 身体を使う
- 目標と期限がある
キッザニアで経験できる仕事の要素としてはこの3つの要素のうち、
- 頭を使う
- 身体を使う
という2点である。
仕事を楽しい感じる要素はひとつ、「ワクワク感」である。
ワクワクは、知らないものに「これはどうやるんだろう?」「どんなふうになるんだろう?」と未知に対して好奇心を持つことで生まれる。それにより、できないことが「できた!」となることでの喜びを感じることで「楽しい」がさらに膨らむのだ。
「仕事が楽しい」を邪魔するもの
この楽しさを邪魔するものがある。そう、「目標と期限」である。
目標と期限があると、好奇心が薄れ、「義務感」があらわれる。自分が好きにやりたいのに、自分ではない誰か、たとえば上司に、
「まだ終わってないのか!?」
「いつになったら終わるんだ!?」
と言ったプレッシャーを与えられる。
子供の頃に感じたワクワク感は消え去り、
「はやくやらなきゃ」
「はやく終わらせなきゃ」
といった、強迫観念が生まれてしまう。
大人になって、「仕事が面白くない」と感じてしまうのは、この「目標と期限」という要素が理由である。
目標と期限が自分ではないところで勝手に決められると、主体性が失われ、自分がやりたい!という好奇心が蒸発してしまうのである。
では、どうすればいいのか?
「仕事がたのしい!」を取り戻す
子供の頃に感じた、あの「たのしい!」という気持ちのまま大人になっても仕事をするには…
まずは自分と意志のあった同僚や上司と出会うことだろう。
だが、残念なことに、上司と同僚は選べない、これは現実だ。
しかし、上司を変える行動をすることはできる。
そう、その一つが「転職」である。
転職より、子供の頃感じたあの「楽しい!」と言った感情を呼び戻す可能性があるのだ。
でもどんな会社があるか分からない。そんな時は、転職エージェントに相談してみるのが最適解であると考える。
以上
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