こんにちは!!やまだのりおです。
「ねぇこれ買って!」
とわが子に何かをねだられたとき、あなたならそれを買いますか?買いませんか?
今日はそんな話です。5分程お時間ある方はお付き合いいただけますと幸いです。
では始めます!
…
こどもの物欲
「ねぇパパ、これ買ってよ~」
わが愛娘の弥生(5才)がおもちゃ屋さんのぷりきゅあのグッズを手に取っていた。
東京は池袋。世間では「池袋は埼玉県である」と揶揄にも似た表現をされるが、僕は池袋が好きである。
子供ができると、毎日のように「次はどこに連れて行こうか」とネタ探しをする。地元の公園ばかりだと飽きてしまうし、何よりも大人である自分自身があまり盛り上がらない。笑
Googleで「こども 週末」と検索すると何かしらのイベントがヒットし、池袋がいくつか候補に挙がるのだ。
行くところに困ったら池袋。そんな感じだ。
そして今、子供におもちゃをねだられている。数か月もすれば埃が被るような代物だ。
なぜか?プリキュアは新陳代謝が極めて早い。1年もすれば新しいプリキュアシリーズが始まり、新しいキャラクターが登場する。かわいい技、かわいいアイテムが続々と登場し、子を持つ両親の財布を狙っている。笑
こどもが混乱しないために線引きをする
従来、子供に対して
「おもちゃを買う、買わない」
を気分屋値段などで判断していた。家計簿的に余裕のある月は購入していたし、ちょっと絞りたいなと考える月は節約と言う意味で、「買わないよ」と子供に伝えていた。
子供からしたら少々混乱するだろう。
「なんでこの前は買ってくれて、今日は買ってくれないんだろう?」
と。
子供に買い与える名目がブレブレで一貫性がない。意見統一したい僕は愛する妻に相談した。
夫婦間だけの会話は激減したが、子供の話題になると何とか会話が保たれる。僕は、
親が必要だと判断したものは買ってあげる。それ以外は娘のお小遣いで買うよう促す
といったアイディアを提唱した。それに対して珍しく妻も二つ返事でOKだった。
今回、長女の弥生が欲しがっていたのはぷりきゅあの新しいコスチュームだった。値段は8,250円と高価だ。
グッズを見渡す限り、親から見て今弥生に必要なものは無いと感じた。
支出と収入をわかりやすく伝える
「やよい。やよいにとって必要そうなものだったら買ってあげる。今プリキュアのグッズを見ると、必ず必要なものは無い。おもちゃはあったら楽しいけど、生活に必ずしも必要ない。だから、ほしいんだったら自分のお小遣いで買いな。やよいは今お金をいくら持っているんだっけ?」
「うーん」
「やよいは、全部で7万円持っているんだよ。今この6,000円のプリキュアの玩具を買ったら6万4,000円になっちゃうけど、それでも大丈夫?」
「えぇ~」
「こんな感じで毎月毎月同じように買い物を繰り返したら、6才になったときには、お小遣いが0円になっちゃうんだよ。それでも大丈夫?何も買えなくなるよ」
「お仕事する~」
「そうだね、お仕事すればお金増えるもんね。でも今家のお皿洗いやお風呂掃除をやってくれても、1回大体100円しかもらえない時給だから、6,000円のお金を手に入れるなら、60回もお仕事をしなければならないよね」
(家庭内お仕事は、だいたい時給700円に設定している。理由詳細は後日改めて記載)
「えぇ~…」
「さぁ、どうする?」
5才児は腕くみをして考え始めた。大人さながらに悩んでおり、ビジュアルとしては微笑ましい。
「でも何か、買わなきゃ」
「やよい、絶対何か買わなきゃいけないことは無いんだよ。笑」
「うーん」
弥生はグッズ売り場を詮索し、そしてようやく
「これ、買う」
選んだのは、ぷりきゅあのお箸セットだった。1,680円。僕は目を丸くした。
「へぇ。何でこれが欲しいと思ったの?」
「だって、ほいくえんでつかうから。今のポケモンのおはし、ふるくなってきたから」
確かに、ポケモンのお箸セットは年季が入り始めている。
「それなら、まだお手頃だもんね。わかった、じゃあそれ買いな」
「うん」
彼女の財布から僕が2,000円取り出し、渡した。買い物は、彼女ひとりでレジに並ばせるようにしている。僕は遠くで彼女のワイズスペンディングを見つめていた。
5才の子供でも、しっかりお話をすれば伝わるものなんだと、ある意味感動したのである。
…
いかがだったでしょうか!?
金融教育と大それたタイトルをつけてはしまいましたが、子供にお金の考えをお伝えするのは本当に奥が深いですね!
では本日はここまで!
さようなら!!
やまだ のりお
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