第6話〜金融教育~お小遣いと仕事~

物事の考え方

こんにちは!!やまだのりおです。

「ねぇこれ買って!」

とわが子に何かをねだられたとき、あなたならそれを買いますか?買いませんか?

今日はそんな話です。5分程お時間ある方はお付き合いいただけますと幸いです。

では始めます!

こどもの物欲

「ねぇパパ、これ買ってよ~」

わが愛娘の弥生(5才)がおもちゃ屋さんのぷりきゅあのグッズを手に取っていた。

東京は池袋。世間では「池袋は埼玉県である」と揶揄にも似た表現をされるが、僕は池袋が好きである。

子供ができると、毎日のように「次はどこに連れて行こうか」とネタ探しをする。地元の公園ばかりだと飽きてしまうし、何よりも大人である自分自身があまり盛り上がらない。笑

Googleで「こども 週末」と検索すると何かしらのイベントがヒットし、池袋がいくつか候補に挙がるのだ。

行くところに困ったら池袋。そんな感じだ。

そして今、子供におもちゃをねだられている。数か月もすれば埃が被るような代物だ。

なぜか?プリキュアは新陳代謝が極めて早い。1年もすれば新しいプリキュアシリーズが始まり、新しいキャラクターが登場する。かわいい技、かわいいアイテムが続々と登場し、子を持つ両親の財布を狙っている。笑

こどもが混乱しないために線引きをする

従来、子供に対して

「おもちゃを買う、買わない」

を気分屋値段などで判断していた。家計簿的に余裕のある月は購入していたし、ちょっと絞りたいなと考える月は節約と言う意味で、「買わないよ」と子供に伝えていた。

子供からしたら少々混乱するだろう。

「なんでこの前は買ってくれて、今日は買ってくれないんだろう?」

と。

子供に買い与える名目がブレブレで一貫性がない。意見統一したい僕は愛する妻に相談した。

夫婦間だけの会話は激減したが、子供の話題になると何とか会話が保たれる。僕は、

親が必要だと判断したものは買ってあげる。それ以外は娘のお小遣いで買うよう促す

といったアイディアを提唱した。それに対して珍しく妻も二つ返事でOKだった。

今回、長女の弥生が欲しがっていたのはぷりきゅあの新しいコスチュームだった。値段は8,250円と高価だ。

グッズを見渡す限り、親から見て今弥生に必要なものは無いと感じた。

支出と収入をわかりやすく伝える

「やよい。やよいにとって必要そうなものだったら買ってあげる。今プリキュアのグッズを見ると、必ず必要なものは無い。おもちゃはあったら楽しいけど、生活に必ずしも必要ない。だから、ほしいんだったら自分のお小遣いで買いな。やよいは今お金をいくら持っているんだっけ?」

「うーん」

「やよいは、全部で7万円持っているんだよ。今この6,000円のプリキュアの玩具を買ったら6万4,000円になっちゃうけど、それでも大丈夫?」

「えぇ~」

「こんな感じで毎月毎月同じように買い物を繰り返したら、6才になったときには、お小遣いが0円になっちゃうんだよ。それでも大丈夫?何も買えなくなるよ」

「お仕事する~」

「そうだね、お仕事すればお金増えるもんね。でも今家のお皿洗いやお風呂掃除をやってくれても、1回大体100円しかもらえない時給だから、6,000円のお金を手に入れるなら、60回もお仕事をしなければならないよね」

(家庭内お仕事は、だいたい時給700円に設定している。理由詳細は後日改めて記載)

「えぇ~…」

「さぁ、どうする?」

5才児は腕くみをして考え始めた。大人さながらに悩んでおり、ビジュアルとしては微笑ましい。

「でも何か、買わなきゃ」

「やよい、絶対何か買わなきゃいけないことは無いんだよ。笑」

「うーん」

弥生はグッズ売り場を詮索し、そしてようやく

「これ、買う」

選んだのは、ぷりきゅあのお箸セットだった。1,680円。僕は目を丸くした。

「へぇ。何でこれが欲しいと思ったの?」

「だって、ほいくえんでつかうから。今のポケモンのおはし、ふるくなってきたから」

確かに、ポケモンのお箸セットは年季が入り始めている。

「それなら、まだお手頃だもんね。わかった、じゃあそれ買いな」

「うん」

彼女の財布から僕が2,000円取り出し、渡した。買い物は、彼女ひとりでレジに並ばせるようにしている。僕は遠くで彼女のワイズスペンディングを見つめていた。

5才の子供でも、しっかりお話をすれば伝わるものなんだと、ある意味感動したのである。

いかがだったでしょうか!?

金融教育と大それたタイトルをつけてはしまいましたが、子供にお金の考えをお伝えするのは本当に奥が深いですね!

では本日はここまで!

さようなら!!

やまだ のりお

あと11,748話

やまだ のりお

◆所有資格◆
薬剤師
簿記3級
FP3級
 
◆経歴
前職:東証プライム上場企業 営業職

現職:サービス業 エリアマネージャー
 
第一子誕生をきっかけに転職。
仕事と家族と充実した毎日を過ごしています!
 
資格と経験を活かしつつ
健康・お金・転職・マネジメント
などの情報を発信しています!

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