生きていれば誰だって辛いことはある。それは間違いない。
でも大丈夫。「辛い」ということは、一生懸命に生きている証。
人生に諦めていたら、辛くない。辛くないし、面白くない。
だから、「辛いという事はある意味面白い」ということだ。
それでも辛い時、ぜひ試してほしい。きっと心がフワッと軽くなる。
栄光の10代、全否定された20代
やまだのりおは社会人になるまでは順風満帆な人生を送っていた。
見た目→普通
面白さ→クラスの中では目立ち、「やまだ君が好き」というクラス女子が小学校の間は毎年いた。
学力→中学で学年1位を取るほど(高校では底辺。笑) 大学は薬学部に進学。薬剤師免許取得。
スポーツ→中学校の駅伝代表に選ばれる。中学高校でバスケットボール部
友達→20年以上の付き合いの旧友が約30人ほど。それ以外の交流もまずます。
社会人→東証プライム上場企業に入社。
…とまぁ、ここまでは良かった。人生の壁を感じたのは社会人になってからだった。
社会人になって感じるのは、「自分は狭い世界で生きていた」ということだった。
TOEIC900点以上の帰国子女の何人もの後輩…
東大や京大卒の同僚…
連続ノルマ10年連続達成でインセンティブ海外旅行に行った先輩…
「やまだ君は凄いね」と言われてきた今までは何だったのだろうと感じた。社会人になって20代で会社の先輩から言われてきたのは
「やまだは本当に仕事できねぇな」
「ノルマ達成しないやつの意見なんて通らねぇよ」
「おまえ、やる気あるの?」
…という言葉だった。
負のモチベーションというのは連鎖する。承認欲求の強かった僕は、否定され否定され、どんどんとやる気を失っていったのだった。
綾波レイじゃないけど…
綾波レイ「こんな時どうしたらいいか分からないの」
碇シンジ「笑えばいいと思うよ」
…というシーンは、エヴァンゲリオンが好きなら周知のシーン。
同じようなことをとある先輩に言われたことがある。
「辛いと思った時、下をむいちゃダメ。上を向いてごらん。明るければ空がどんな色しているか分かるし、夜なら星空があればそれが無限に広がっている。自分の悩みなんてちっぽけなものだって分かるよ」
とある先輩は続けた。
「あとは口角を意識して上げてみて。気持ちが軽くなるから」
自分の笑顔なんて今まで意識していなかった僕は、顔を上げて「ニッ」と口角を上げてみた。
すると、どうだろう。
顔が笑っているのが分かる。心が自然と楽しくなってくる。その笑顔を見たとある先輩が言った。
「やまだ君、いいじゃん。辛い時はそれをやってみて。そして誰かが辛いと思った時は、その笑顔をみせてあげて」
笑えるようになった30代
「やまださんの笑顔って素敵ですよね」
僕が30代になってからよく言われるようになった言葉だ。僕は笑う事が得意になっていた。
笑顔は自分が軽くなるだけでなく、相手にも心地よさを提供できるらしい。辛そうに下を向いている知人がいたら、僕は積極的に笑いかけている。
「大丈夫だよ」
そう心で伝えながら。
何があっても大丈夫。口角さえ上げれば、全てが軽くなる。
続く
コメント