子供をどこに連れて行くか、いつもネタに困っているお父さん、お母さんへ。
たまには美容院に2人で行くのはどうだろうか?2人隣り合わせでヘアカットをしてもらう。何かくすぐったいというか、のほほんとした、そんなちょっとした贅沢な時間を過ごすことができる。
未就学児を美容院に連れて行く理由
僕が中学2年の14才から切ってもらっている行きつけの美容師さんがいる。4店舗を構える敏腕オーナーさんだ。
未就学児ともなるとセルフカットをするご家庭も多いと思う。小さな子供に美容院代数千円は高くつく。それでも僕は娘を美容院に連れて行きたい。
弥生がいずれ大きくなれば、必ず美容院に通う事になる。娘が自分自身で似合う髪型見つけるキッカケを作りたいというのが理由の一つ。
2つ目は、娘とのおでかけスポットの1つとして使う事ができるからだ。土曜日はワンオペで妻が娘の面倒を見ている。日曜日は妻の自由にさせてあげたい。
公園や児童館に行くのも良いのだが、なかなかヘビーローテーションできないのも特徴だ。
また、僕だけ美容院に行くとなると、妻が子を見なければならない、という構図ができてしまう。
だから、妻を一人にさせ自由時間を過ごしてもらうためにも、娘と僕の2人切りで積極的に出かけていきたいと考えている。
25年付き合いのあるオーナーさんの美容室
「のりお君、今日は弥生ちゃんと2人で予約だったね」
オーナーが僕と弥生を笑顔で出迎えてくれた。
埼玉県の鶴瀬という駅に佇む可愛らしいお店。「ルフージュアミエ」という美容院がある。
大宮駅の「ルフージュ・ヘア」というお店の系列店である。
「ルフージュ」という言葉は、フランス語で「隠れ家」という意味らしい。まさにその言葉にぴったりのたたずまいである。木目調に仕上げられた外観は、どことなく安心感を与える見ためになっている。
「やよい、こんにちは、は?」
僕は弥生の肩に手を乗せる。弥生は緊張して下を向く。僕はふぅーと軽くため息をつく。5才だと人見知りもしてしまうのは仕方がないのか。
「うん、いいよいいよ。何回しか会ったことない緊張するよね。さぁシャンプーしようか」
「シャンプー」という用語を聞き、「やったー!」と急にテンションを上げる5才。美容院でのシャンプーを経験したことにより、病みつきになってしまったようで、ずっと「シャンプーしてもらいたい」と叫んでいたのだ。
僕も一緒にシャンプー台に隣り合わせで並ぶ。弥生はニコニコしながら僕に、
「パパ―」
と手を振る。
親子で心地よいバブルシャワーの音を聞きながら、髪の毛をシャカシャカと洗ってもらう。美容院に親子2人で行くことができるなんて、夢にも思っていなかった。
日曜日の朝9時からヘアカットができる。カットが終わってもまだ10時台。髪を切ってから、日曜日の始まりだ。
親子で美容院に行くことはもちろん、このルフージュという美容院、個人的に最高にオススメできる。
続く
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