「買って買って買って〜!!」
例えば…
◆スーパーのお菓子売り場
◆ショッピングモールのおもちゃ売り場
あらゆる場所で始まる、愛すべき子の
「買って買って作戦」
あなたはこの我が子からのアクションを普段どう受け止めていますか?
このお菓子なら100円だし安いから買ってあげようかしら…
今月は家計が苦しいから買ってあげられないな…
という「親御さんの基準目線で判断」していませんでしょうか?やまだ家もかつてはそうでした。
親御さんのお財布事情で買ってあげても良いのですが、そうすると子供への説明がうまくできない自分に気付きました。
お金の勉強をし、日商簿記3級、FP3級を取得した筆者:やまだのりおが実践している、
子へのお金の教育
の一環として実践している
「子供へのおもちゃやお菓子を買うか買わないか判断するための3つの考え方」
をご紹介します。
読み終えた後は、ちょっぴりだけお子さんの金融教育のレベルがUPする…かもしれません!
「〇〇買ってぇ!!」に対して「その代わり…」代替案を提示する!
チョコレート買ってぇ!!
こんなときに、どう答えますか?
- 虫歯になるからダメ
- 晩御飯食べられなくなるからダメ
- お金がもったいないからダメ
…そんなところでしょうか?
子どもに、「ダメでしょ!」「~しないで」といった否定語を使わないほうがいいと言われています。子どもの自己肯定感の低下や自信の喪失につながりかねません。
引用:「ダメ」という言葉自体に悪影響はない。でも使いどころは考えて/DIAMOND online
「ダメ」自体は悪くないとは言え、肯定感を否定する言葉は筆者は使いたくない、と考えます。ダメという言葉を出すこと自体は簡単ですからね。他の言葉を使ってあげたいものです。
僕の場合…例えばこう答えます。
「魚肉ソーセージなら買ってあげる」
…と。
この返しには以下の背景があります。
●「ダメ」というキーワードを出さないので子どもの自己肯定感を奪わない
●「買って」という依頼に対して「買ってあげる」と答えている。(ただし代わりのもの)
●魚肉ソーセージなら家に常備してあるので無駄な支出にならない
子どもの「〜したい」という意思表示を最大限に尊重するためにも、なるべく応えたいのが親の気持ちです。
ですが、100%子供の気持ちを汲み取ることは難しいです。何故なら親の子への思いも伝えなければならないからです。
「買いたいものがあるのはわかる。だから買ってあげたい。でもそれはチョコじゃない。だから魚肉ソーセージというおやつを買ってあげたい」
…そんな気持ちで接しています。それに対して我が子は、
「…じゃあ魚肉ソーセージ買って」
もしくは
「…じゃあお菓子がまんする」
という返答をしてくれます。(我が子、弥生よ…我慢してくれてありがとう。泣)
「なぜ買わないか?」を子供にわかりやすく説明する
なんで買ってくれないのぉゔゔゔぉ!!??
子どもは「なんで?」の使い手です。笑
一つのことを「なんでなんで」と掘り下げるチカラに長けています。
それに対して、あなたはどう答えているでしょうか?
なんとなく今日はお財布に余裕があるから買う。なんとなく今日は買わない。
という「なんとなく」を理由にしてしまうと、子供への説明がつきません。
子供は大変賢いです。その場では渋々納得しようとするものの、シコリが残っていることでしょう。
(もしかしたら反抗期の引き金になっている可能性も…?)
かくいう筆者も、お金の勉強をするまでは
「今日はお菓子買わないの!なんで?なんでもだよ!」
なんて答えていたものです…
ポイントは以下の3つです。
●なんで買わないかを順序立てて説明する
●「買わない」とは言っていないことを改めて伝える
●「欲しいものを手に入れる」ということはどういうことかを説明する。
今はこのように答えています。
「お菓子は子どもの成長に必要のないものだと思っている。お菓子を食べても大きくならないからね。むしろそれでお腹いっぱいになってご飯が食べられなくなったら、むしろ子どもにとっては害だ。だから、『栄養のある魚肉ソーセージなら買ってあげる』と言っている」
つづけてこう答えます。
「親が買ってあげたいと思わないもので弥生(我が子・5才)が欲しいものがあれば、それは君のお金で買うか、君が仕事をしたご褒美でしか手に入れられないよ。欲しいものはお金が必要なんだ。親がいらないと思うお菓子を君が何もしないでタダで買ってもらえると思う?」
それでも「どうしても欲しい」とゴネてきた時…
でも欲しい欲しい欲しい欲しい!!!
子供の最終奥義です。とにかく感情に任せて
「買って買って買って」
のフルコンボをしてくる時です。
ロジカルという概念がない子どもは無敵です。パワープレーのねだりを見せてきます。笑
それに対して、筆者はシンプルにこう答えています。
「じゃあ自分で買いなさい」
…と。
ポイントは以下のとおりです。
●そのために、君のお小遣いがある。
●でもお金を使うとすぐになくなるぞ。
●もしお金がないなら働きなさい。時給は5才なら600円だ。
やまだ家では、お年玉など親戚にもらったお小遣いを全て我が子専用の口座に貯金しています。
そして、5才の娘に対して
- 今、全財産がどのくらいあるのか
- 使ったお金はいくらか
- 仕事で手に入ったお金はいくらか
を、子ども用の通帳に記載して見せています。
こうすることで、子供への「我慢の心」を身につけさせる方法を取っています。
お金が減っていくと、子供なりにも不安を覚えるようで
「じゃあがまんする!!」
と泣きながら訴えてきます。(その姿もかわいい)
子供への時給の考え方は、宜しければこちらの記事をご覧ください。
まとめ
もし我が愛する子に
「買って買って買って!!!」
と駄々をこねられたときに重要な考え方は3つです。
☆「買って」と言われたら「買う」!ただし、代わりのものを。
☆なぜ買わないか?を丁寧に説明する。ベースは、「あなた(子)のため」
☆それでも「買って!」と言われたら、「自分で買いなさい」。お小遣いもあるし働けるんだよ。
「それでもそんな接し方は難しい!どうすれば良いかわからない!」
「このままの子育てでいいのか自信がない、常に不安があるがどうしたらいいか分からない…」
「子どもが思い通りにならないことに苛立ってしまう…」
…そんな時は、プロに頼るのも一つの手でしょう。きっとあなたの手助けになってくださいます。
子育てセラピー子育ては、「愛」です。
子供の願いを叶えてあげるのも、道を踏み外しそうになったときに正してあげるのも、「親の愛」があるからこそです。
親の愛は、きっと子に伝わります。
何故、子の希望を100%叶えてあげないのか。それを丁寧に説明するのは、親の務めです。
我が子の将来のため、そして子の成長をいつまでも喜びたい自分のために…
これにより、昨日よりもちょっぴり良い明日になれますように!
やまだのりお でした。
以上
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