第43話~長女と1泊2日デート カップ麺 編

家族

カップヌードルミュージアムの特徴

カップヌードルミュージアムという名前は実は愛称であり、実名は「安藤百福発明記念館」と呼ぶらしい。おそらく、正式名称を把握している人の方が少ないのではないか。

外観だけだとカップヌードルミュージアムだということはハッキリとは分からない。中に入ることで、ようやくこの建物がそれだということが分かる。

記念館ということもあり、入場は格安の500円。高校生以下はなんと無料である。これに加えて、入場するお客さんの目的がほとんどがこれであろうものが、オリジナルカップ麺の作成である。

カップ麺を作るのに500円。すなわち、大人1人がわずか1,000円で楽しめる空間なのである。

子供も楽しめるアトラクション、そして食事

子供にとっても退屈せずに過ごすことができる。カップヌードルパークというアトラクションは、自分が麺になった気持ちになって、カップ麺ができるまでの工程を遊びながら楽しめるようになっている。

その隣のスペースには、 NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-というイートインスペースが存在する。全世界の麺をわずかワンコインで堪能できる。東南アジアのクセのあるような食べ物から、ヨーロッパのパスタという子供が食べやすいものまでそろっている。

結果、自分はワンコインを良いことに、フォー、牛肉麺、ミーゴレンと3品も頼んでしまって、ランチに1,500円も使ってしまった笑

長女の弥生は、トマトパスタをペロリ。ハーフサイズなので子供にはぴったりの量である。

メインはカップラーメン作り

お腹もいっぱいになり、いざ本番のカップ麺づくり。…と言っても、お客さんが介入する部分は、

  • 入れ物のお絵描き
  • 4種類の具材チョイス
  • 味となるスープを選ぶ
  • 包装する

くらいである。だがこの工程が楽しい。

「ママと弥生のカップ麺、作りなよ。かわいい絵描いてあげれば、ママも喜ぶんじゃないかな」

「パパのは、かっぷらーめん、ないの?」

混雑のため、カップ麺作りは1人1個という決まりがあるようである。よって、僕や弥生のような2人だけで来た客は、2個までしか作ることができない。

「パパのは今日は良いかな。また今度作ってもらうよ。今日は弥生とママの二人分を作ったら良いんじゃないかな」

本音を言えば、僕やまだも自分自身のオリジナルのカップ麺を作りたくて仕方がなかった。だが、家族のメインは母と子。彼女らが満たされたあとに、余っていたら僕が満たされれば良いのである。それが家族の、父の役割である。(男はつらいよ)

カップラーメン一つにも一生懸命全力を注ぎこんでいる5才の姿を見てるだけで、僕の心は十分満たされるのである。

続く

やまだ のりお

◆所有資格◆
薬剤師
簿記3級
FP3級
 
◆経歴
前職:東証プライム上場企業 営業職

現職:サービス業 エリアマネージャー
 
第一子誕生をきっかけに転職。
仕事と家族と充実した毎日を過ごしています!
 
資格と経験を活かしつつ
健康・お金・転職・マネジメント
などの情報を発信しています!

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