PR

第81話~誰かに仕事を頼む時に大事な要素3つ~

マインドセット
記事内に広告が含まれています。

●相手をほめて、共感しよう

●自分の気持ちを伝えよう

●メリットを伝え、再度お願いする仕事内容を確認しよう

相手をほめて、共感しよう。

「石川さん、君と仕事をするとすごくやりやすい。仕事を頼みやすい。いい意味でね」

僕は、従業員の石川さんに伝えた。彼女の喜んでいるのは明らかだった。

石川さんは、入社5年目のアラサー女性従業員だ。小さめの身長で、母親には見えないまるで少女のような見た目だ。育休復帰後1か月、彼女なりに一生懸命に働いている。

だが僕から見て、

「なんとなくつかみどころのない女子」

そんなイメージだ。

彼女がどんな気持ちで復帰後仕事をしているかが分からない。やる気に満ちているのか、それともイヤイヤ仕事をしているのか…

だが彼女が周りにとても気を遣えるコであることは、言動からも感じた。

周りのスタッフに、積極的に

「ありがとうございます」

「すみません」

と基本的な感謝と謝罪を伝え続けているのだ。

そういえば今まで1か月、僕の気持ちを伝えたことがなかった。

僕が彼女の仕事っぷりに対してどう思っているのか、かつてコーチング研修で学んだ基本的内容

褒める行為(具体的に)

が足りていなかったことに気が付いた。

褒められると、人はドーパミンと呼ばれる快感ホルモンが放出されます。ドーパミンは意欲や快楽に関係する神経伝達物質で、放出されることで気分が高まり幸せな気持ちになります。また、「褒めてもらえた!」という喜びや安らぎが生まれ、褒めてくれた相手に対する信頼感が自然と高まるとされています。

引用:褒めスキルで人間関係を円滑に!職場で役立つ「褒め上手」になるコツ/Cheer

だからこそ、今回改めて僕が思っていた正直な気持ちを彼女に打ち明けてみた。

「石川さん、君と仕事をするとすごくやりやすい。仕事を頼みやすい。いい意味でね」

すると彼女の表情がパッと明るくなった。

自分の気持ちを伝えよう

「ありがとうございます。そんな風に言ってくれて嬉しいです」

そう彼女が答えた。彼女自身も気持ちを僕に伝えてきてくれた。

僕は続けた。

「なんというか、僕と考えが近い部分がある。周りを気遣って、労いの言葉をかけてる。周りの雰囲気がよくなる」

彼女は目を丸くさせた。

「そんなところまで見てくれていたんですね。ありがとうございます」

「うん。話しかけやすい雰囲気もあるから、仕事を頼みやすいって感じる。頼みたい仕事、まだ頼んでないけど。笑」

すると彼女は言った。

「なんでも頼んでください!!」

僕はニコッと笑顔になった。

「ありがとう。じゃあそうするね、じゃあ…」

僕は話を続けた。

メリットを伝え、再度お願いする仕事内容を確認しよう

「…この仕事は、石川さんの成長にとってもすごくいい仕事内容になると思う。今まで確認するって作業、自分ではもうちょっとって思ったことはない?」

「確認不足はわたしの欠点です。いつも抜け漏れしちゃって、ミスばかりしちゃってみなさんに迷惑をかけてしまってます」

「自覚があるというか、認識できているのは凄いよ。あとは少しずつそこを改善できたら良いよね」

「はい、明日にはなんとか改善できるようにがんばります!」

「習慣て、性格に近いモノだから、明日治すのは難しいよ。僕だって明日治せって言われたら無理だもん。笑」

「そうなんですか?」

「だれも明日から100%は変われないよ。毎日の積み重ねが成長。だから明日1つでも何か、今日と違うことができたら良いよね…何があるかな?」

え~と明日、1回しか確認しない書類を、2回確認したいと思います」

「うん、そんな感じ。でも無理はしないようにね」

「ありがとうございます!」

僕は立ち上がった。

「コンビニ行ってくる。石川さんはコーヒー好き?」

「え…あ、はい!大好きです

「じゃあついでに買ってくるね。笑」

「お金払います!」

「いいよいいよ」

ますます笑顔になった僕は、コンビニへと向かった。ひたむきな従業員の伸びしろは無限大だ。

以上

やまだ のりお

◆所有資格◆
薬剤師
簿記3級
FP3級
 
◆経歴
前職:東証プライム上場企業 営業職

現職:サービス業 エリアマネージャー
 
第一子誕生をきっかけに転職。
仕事と家族と充実した毎日を過ごしています!
 
資格と経験を活かしつつ
健康・お金・転職・マネジメント
などの情報を発信しています!

やまだ のりおをフォローする
マインドセット
シェアする
やまだ のりおをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました