ぼくの誕生日会は北陸のお寿司やさん
「誕生日おめでとう」
妻から祝われると、誰よりも嬉しい。
今日から40才。
30代はあっという間の、激動の10年間だった。
出産・転職・引っ越し・自宅購入…さまざまなイベント盛りだくさんだった。
年を重ねるとまず感じる事。それは…
肉よりも魚が美味ぇ
である。
ということで、妻はそんな僕の胃袋を察知するかのように
北陸旅行中の旨い寿司屋をわざわざ予約してくれた。
予約してくれたお店は、
大将寿司
という石川県七尾市のお寿司屋さんである。
七尾駅から300m。徒歩2分。
おとなしい街並みにひっそりとたたずむお店。
日曜の夜とはいえ、飲食店街の人はまばら。
「臨時休業中」の看板も目立つ。
今年令和6年の1月に起きた能登半島地震の爪痕が大きいようだ。
そのような中でも元気に営業しているお店もある。
そのうちの一つがこの大将寿司である。
大将寿司さんのラインナップ。どれもこれもヒット連発!
お通し。きんぴら、ブロッコリー白和え、白身魚のからし酢味噌。
うまみ抜群で濃厚な、えびの塩辛。青いタマゴがなんとも言えないアクセント。
ふぐ白子の天ぷら。トロッとした舌ざわりがたまらない。
海鮮サラダ。獲れたての白身魚と青魚がわさびドレッシングとベストマッチ。
香箱蟹(こうばこがに)。蟹は正義。たまごもぷちぷちしてアテに最高である。
おまかせ握りは14貫で2,500円。4貫ずつ出てきた。お得感満載だが、味ももちろん美味い。
右上の「かわはぎ握り、肝のせ」がガツンとした濃い味で夫婦そろって思わず顔がほころんだ。
日本酒のメニューの豊富さは、さすが石川県。どの酒も味が異なる。個人的には天狗舞という日本酒が舌に合った。
5才の娘を連れて行くと、何かとサービスしてくれる飲食店。今回はXmas前後ということもあり、お店の方がサンタ寿司をふるまってくれた。
もちろん弥生は大興奮。
店を出て…
たくさん日本酒を飲んだこともあり、お会計17,000円ほど。
「誕生日だから」
…と、妻がごちそうしてくれた。ぼくは
「ありがとう。ごちそうさま」
と心から伝えた。
震災後も、まだ復興に時間がかかっている。
人口も毎年少しずつ減少傾向で、今年50,000人を割ったという。
ひょんなところから訪れた七尾市。
こんなにも美味しいお寿司屋さんをはじめとした魅力的なものが失われるのは悲しい。
僕たちのような観光客が、もっともっと増えることを祈って
ささやかながら記事にしてみた。
大将寿司のお店情報
店名:大将寿司(たいしょうすし)
住所:石川県七尾市大手町112
電話:0767-52-1356
営業:11時30分~14時00分, 17時00分~22時00分
休日:不定休
以上
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