
固定資産税って10年後上がるの?
新築購入時に比べ固定資産税は10年後に、
上がります。

月々どのくらいかかるの?
だいたい2~5万円/月前後
と考えておいて頂ければと思います!
(※住宅の価値によってバラつきあり)

固定資産税っていつから上がっていくの?
新築購入は4年目から上がり、
それ以降はわずかに下がっていく傾向です!
(土地の価格次第では一概に言えない)
グラフで言うと、こんな感じ。

それでは詳しく見ていきましょう!
「固定資産税が10年後に上がるか気になる…」というあなたへ
例えば30代の共働き夫婦で小さなお子さんがいるご家庭にとって、マイホーム購入をするかどうかは避けて通れない検討事項です!
その後に気になるのは、
家を買った後はどのくらいお金がかかるのか⁉
中でもマイホームにセットで必ずくっついてくるのが、固定資産税。
「固定資産税って毎年かかるって聞くし…
なんだか不安」と、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
固定資産税のあれこれ

そもそも固定資産税って?
固定資産税とは、
マイホームを買った場合、土地や建物などの「固定資産」を所有している人に対して、毎年市区町村から課税される税金です。
注意したいのは、「毎年かかる」という点です。固定資産税は1月1日時点で不動産を持っている人が対象です。
つまり、マイホーム購入後に毎月数万円単位で家計に関わってくる可能性がある大切な維持費です。
誰が払うの?
家を持っている「所有者」です。
賃貸に住んでいる人にはかかりません。


毎年こんな納税通知書が届きます!GW直後に来るので気が重いです…笑
固定資産税は何に対してかかる?
家や土地、つまり「不動産」に対してです。
動かない資産=固定資産に対して課されます。
固定資産税はいつ払うの?
毎年5月頃に市区町村から納付書が届きます。
納付時期は自治体によって異なりますが、
年4回に分けて支払うのが一般的です。
※筆者の居住費は6月・7月・1月・3月の年4回です。

支払いの手続きが面倒な場合は一括払いがおすすめです。

筆者は楽天ペイを使用!
自宅で一括払いなので楽チン!!
固定資産税、実際いくらかかるの?
評価額 × 1.4%(標準税率)
ざっくり計算すると上記の式になります。
では実際の評価額で見ていきましょう!
【シミュレーション】3,000万円の戸建てを購入した場合
年度 | 建物評価額 | 土地評価額 | 税率(建物) | 税率(土地) | 年間税額(目安) | 月々いくら(概算) |
---|---|---|---|---|---|---|
1年目 | 2,000万円 | 1,000万円 | 0.7%(軽減) | 1.7% | 約17.0万円 | 約14,200円 |
2年目 | 1,900万円 | 1,000万円 | 0.7%(軽減) | 1.7% | 約16.7万円 | 約13,900円 |
3年目 | 1,800万円 | 1,000万円 | 0.7%(軽減) | 1.7% | 約16.4万円 | 約13,700円 |
4年目 | 1,700万円 | 1,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約28.9万円 | 約24,100円 |
5年目 | 1,600万円 | 1,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約27.6万円 | 約23,000円 |
6年目 | 1,500万円 | 1,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約26.3万円 | 約21,900円 |
7年目 | 1,400万円 | 1,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約25.0万円 | 約20,800円 |
8年目以降 | 徐々に減少 | 変動少 | 1.7% | 1.7% | 約24.0万円前後 | 約20,000円前後 |
【シミュレーション】6,000万円の戸建てを購入した場合
年度 | 建物評価額 | 土地評価額 | 税率(建物) | 税率(土地) | 年間税額(目安) | 月々いくら(概算) |
---|---|---|---|---|---|---|
1年目 | 4,000万円 | 2,000万円 | 0.7%(軽減) | 1.7% | 約34.0万円 | 約28,300円 |
2年目 | 3,900万円 | 2,000万円 | 0.7%(軽減) | 1.7% | 約33.3万円 | 約27,800円 |
3年目 | 3,800万円 | 2,000万円 | 0.7%(軽減) | 1.7% | 約32.6万円 | 約27,200円 |
4年目 | 3,700万円 | 2,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約57.8万円 | 約48,200円 |
5年目 | 3,600万円 | 2,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約56.2万円 | 約46,800円 |
6年目 | 3,500万円 | 2,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約54.6万円 | 約45,500円 |
7年目 | 3,400万円 | 2,000万円 | 1.7% | 1.7% | 約53.0万円 | 約44,200円 |
8年目以降 | 徐々に減少 | 変動少 | 1.7% | 1.7% | 約51.0万円前後 | 約42,500円前後 |

なんで4年目から上がるの?

というよりも、
3年目までが減税されている
っていうイメージかな!
新築の固定資産税は3年目までが安くなる!
新築の戸建て住宅の場合、以下のような軽減があります。
建物部分の固定資産税が3年間「半額」

新築の戸建て住宅は、条件を満たすと3年間は建物の税額が1/2に減額されます(長期優良住宅なら5年間)。

建物価格だけが半額です。
土地は対象外なので、
全体では半額にはなりません。
さきほどの例でいうと…
●初年度~3年目
14,000円/月
↓
●4年目~
24,000円/月(から少しずつ下がる)
●初年度~3年目
28,000円/月
↓
●4年目~
48,000円/月(から少しずつ下がる)
初年度〜3年目くらいまでの額がベースと考えてしまうと、4年目以降からは減額がなくなるので、割高を感じてしまうことになるかもしれません。

住宅購入前に、
「固定資産税はどのくらいか?」
10年先までシュミレーションしても良いかもしれませんね!
住宅ローンの返済+固定資産税、どうやってやりくりする?
「固定資産税、年に20万円前後」ポイントは毎月どのくらいになるのかを考える
たとえば…
- 毎月の住宅ローン返済:10万円/月
- 固定資産税年間20万円 :2万円/月
→ 合計して月12万円くらいの支出感覚になると考えると分かりやすいです。
ローン以外にどんなお金がかかるか?
こちらの記事も宜しければご参考いただければと思います。
月々の家計に組めば全く問題なし

固定資産税は突発的な支出ではなく
予測できるコストです。
毎月2~5万円を「固定資産税の貯金」として積み立てておけば、翌年の支払いも安心です。
固定資産税は10年後1年目より上がって4年目から下がってくる
「どんどん高くなるんじゃ…?」と不安な声もありますが、実は逆のパターンも大いにあります。
建物部分は徐々に評価額が下がる

建物は年数とともに価値が下がる=評価額が下がるので、固定資産税も少しずつ安くなるのが一般的です。
ただし土地は基本的に評価が変動しにくく、
人気エリアだと逆に上がる可能性もあるので要注意。

売却を考えれば、
土地の価格自体はできれば
上がってほしいですよね。
購入エリアで大きく変わる!都市計画税にも注目。
固定資産税とは別に、「都市計画税」がかかる地域もあります。
(※市街化区域内の土地・建物に対して)
税率は最大0.3%。
仮に2,400万円の評価額があると、都市計画税だけで7万2,000円ほどかかることもあります。
→ 都市計画税の有無も、
「どの街で家を買うか」の重要な判断材料になります。
マンションは?一戸建ては?どちらが固定資産税が高い?
総合的にはそこまで差がないことも多いですが、戸建ての方が長期的には少し安くつくこともあります。
- 同じ価格帯でもマンションの方が建物部分の評価額が高くなりがち。
- つまり固定資産税もマンションの方が高くなる傾向があります。
一方、土地の持ち分が少ないため土地部分の固定資産税は安く済みます。

固定資産税は
「家の価値」
を表すもの。
高くなったとしても、
それだけ価値があると
考えることもできます!
【まとめ】固定資産税は計画次第で不安が解消される!
固定資産税は
「家を持つと必ずかかるコスト」ですが、
想定して備えておけば怖くありません。
- 固定資産税は「評価額 × 1.4%」
- 新築なら3年間は建物部分が半額になる
- 評価や都市計画税で地域差が出る
- 月2万円~5万円ほどの「固定資産税のための貯金・積立」で備えられる
- 買う前にシュミレーションをしておくことで、余裕のある購入が可能
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固定資産税が不安で家を買うのをためらっていた方にこそ、この記事が安心材料になれば嬉しいです。
しっかり理解し計画を立てて、
「買ってよかった」と思えるマイホームに出会えますように。
最後までご覧頂きまして誠にありがとうございました!
今夜もホッとするあなただけのお家で
ごゆっくりお休みくださいませ…。
以上です。
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